当院の検査

糖尿病も合併症も、いずれも初期の段階では自覚症状に乏しく、自覚症状が現れた段階では、元どおりの回復が難しい状態まで合併症が進行していることが少なくありません。
回復が可能な早期に治療をはじめるためには、自覚症状がなくとも定期的に検査を行い早期発見することが大事です。

陣内病院では、1977年に職員8名の診療所として開院した当初より院内に臨床検査部門を置き、患者さんが来院したその日の検査データで治療方針を決定する診療スタイルを取っております。

以降、検査機器の進歩にあわせて糖尿病の治療評価に有益な検査機器が上市されれば積極的に導入し、糖尿病の合併症である神経障害・網膜症・腎症はもちろん、無症候で進行する脳血管障害や心血管障害の早期検出を可能とし、糖尿病を全身トータルで評価する検査体制を整えてまいりました。

現在、臨床検査技師7名、放射線技師2名がこれらの検査業務に従事し、当院の迅速・適切・的確な診断と治療評価を支えています。
また、臨床検査技師の内、2名が日本糖尿病療養指導士の資格を有し、患者さんの療養のご相談にも対応しています。