復旧作業進行中!
本日は朝から雨。
今週は明日まで雨模様の予報。
テント内での待ち時間は辛いはず。
本当に申し訳ありません。
また、今週に入って、お電話での問い合わせが増えてきております。
4回線で間に合わなくなり、
一部、自動応答メッセージにて
時間をずらして再度お電話いただくよう
お願いしなければならなくなりました。
本日、お電話がつながりにくかった患者さんには、
本当に申し訳ありませんでした。
避難訓練想定外、未体験ゾーンであったガレージ診療も
スタッフ全員の献身的な連携プレーで維持できておりますが、
Dr方としては、専門医でありながら、
限られた対応しかできないこの状況に、
「患者さんとお話するのも大事なんだけど、
やっぱりもどかしいね〜。
本当は被災直後の今こそ、
ちゃんと検査して診てあげなきゃいけないのに!」
としびれを切らしておられます。
しかしながら、もうしばらくこの状態でやらざるを得ない状況です。
何卒、何卒、お許しください。
さて、1~2Fの補修工事が最優先で進む中、
ほぼ本震直後の惨状のままで放置されていたのが、3F以上のフロア。
今日は、その3F以上のフロアの補修工事の準備が始まりました。
こちらは4Fの透析室。
施工業者さん達が、
何やら指し棒のようなもので、壁面をなぞりながら、
「ここはコンクリ、ここが支柱、ここは石膏ボードだから・・・」
などの会話が飛び交います。
これ、「打診棒」というのだそうで。
先端の丸い金属を、壁面に滑らしたり、
軽く叩いたりすることで出る「音」の細かな違いで
壁材の種類や、外からは見えない内部の浮きや剥離がわかるのだそう。
写真撮影している間、ずっと一緒に音を聞いていましたが、
私に聞き分けられるのは、
壁の上を金属の玉が「擦って」いるのか、
「叩かれて」いるのかの違いのみ(涙)
熟練の職人さんって、すごいっっ!!!
市内全域で補修工事が始まっており、
職人さんにおかれましては、
激務も甚だしい状況、と拝察いたしますが、
患者さんが安心して診療を受けていただけるよう、
ぜひぜひ、よろしくお願いいたします!
そんな中、
補修工事とお片づけの優先順位のヒエラルキーの最下層になっているのが、
Dr各自の執務デスクがある4F医局。
最初の地震の後、みんなで倒れかかった什器をとりあえず床に安置し、
ざっくりとお片づけをすませて帰ったその夜に本震をくらって、
再びこの惨状。
どこから手をつけたらいいのやら。
片付いたとして、次の余震がきたら、またこうなるわけで。
入り口でこの光景をみただけで心が折れてしまって、
「・・・1階と2階を先にしよう。」
と固く思い定めて本日まで完全放置してまいりましたが、
こちらも、外来環境がおおよそ回復した今日から
ようやく手を入れ始めまして、
明日には、各自のデスクまで障害物競争することなく
たどりつける状態にはなるはずです。
こちらは院長室。
・・・ま、院長先生に関しましては、
「あんまりいつもと変わらないんじゃ?」という噂もあり(笑)。
さて、ここで再び業務連絡です。
院長先生、
ここから「いるもの」と「いらないもの」を
ダンボールに仕分けをしていただけると、お片づけのお手伝いができます。
なるべく早めに、ご対応いただきますようお願いいたします(笑)。